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美術史のカノン

今日一般に美術史とされるものは上記のような過程を経て形成されてきたが、巨匠や天才が遺した傑作、ハイアートの発展を記述したものになっている。例えば「西洋美術全集」といった美術書を見ると、古代から中世を経て現代に至るまでの名作がルネサンス、ロマン主義、印象派などと様式ごとに分類され、歴史的に発展してきたかのように整然と記述されている。こうした美術史をカノン(canon、正典の意味)と呼んで批判する見方がある。

近年の美術史においては方法論への関心も高く、社会史やフェミニズム、文芸批評といった他分野の方法論を美術史に適用する動きも活発である。作品の成立において、社会的コンテキストやジェンダー、階級などとの関わりが、きわめて重要なものとして扱われるようになってきている。
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1980年頃に盛んになった研究の動向を指し、従来の美術史がいかにヨーロッパ中心であったか、男性中心であったかなど、従来の美術史が当然の前提としていたものを問い直そうとした。ポストコロニアリズムやフェミニズムなどの動向とも結び付いていた。
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美術館に収められるようなハイアートのみでなく、写真、映画、マンガなど視覚に関わる様々なメディアを総体的に把握しようとするもの。カルチュラル・スタディーズの動向と結びついている。

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2009年08月19日 03:12に投稿されたエントリーのページです。

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